語り継ぐこころ/日本おとぎ噺・江戸小咄・古典落語・笑いの匠たち

日本おとぎ噺・江戸小咄、古典落語・笑いの匠たちのダイジェスト版と挿絵です。たまに、私の与太話が入ります。 文も挿絵もChatGPTが作っています。   よかったら ★nice! をポチット押してね。

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    34.立川志らく(たてかわ しらく) 生年月日昭和38年(1963年) 8月16日 没年月日 ご存命 本日 2026年8月9日現在 :62歳 立川志らくさんは、東京都世田谷区出身の落語家であり、映画評論家や映画監督としても活躍しています。1985年、日本大学芸術学部在学中に七代目立川談志に入門し、... 続きをみる

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  • 82.日本おとぎ噺 「赤神と黒神(あかがみとくろがみ)」

    昔むかし、ある国に、**赤神(あかがみ)と黒神(くろがみ)**という二人の神さまが住んでいた。赤神は情に厚く、心優しい神で、黒神は厳格で、善悪に厳しい神だった。二神は山の中で人々を見守っていたが、あるとき「どちらの教えが人を幸せに導くのか」で争うようになった。そこで、二人はある村に試練を与えて、そ... 続きをみる

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  • 『宮沢賢治・光と風の物語』第十六回「祭の晩」第2話 団子代を払えない山男/全4話

    祭りの会場を歩いていた亮二は、暗い檜の陰にある掛茶屋から大声が聞こえるのに気づいた。人垣の中では、先ほど見世物小屋で出会った大男が、団子二串の代金を払えず、村の若者たちに取り囲まれていた。大男は骨ばった赤い顔に汗を流し、何度も頭を下げていた。 若者が代金を払えと怒鳴ると、大男は激しくどもりながら、... 続きをみる

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  • 『宮沢賢治・光と風の物語』 第十五回「水仙月の四日」第2話 雪婆んごと雪童子たち/全4話

    雪雲の奥に住む雪婆んごは、水仙月の四日にふさわしい激しい吹雪を起こそうとしていた。雪童子たちを呼び集め、野原を通る者を雪で包み、道を分からなくするよう命じる。雪童子たちは風に乗り、白い野原へ飛び出した。 雪童子たちは雪の中を駆け回り、風をうならせ、粉雪を空高く巻き上げた。野原も道もたちまち白く消え... 続きをみる

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  • 『宮沢賢治・光と風の物語』 第十四回「なめとこ山の熊」第1話 熊撃ちの小十郎/全4話

    なめとこ山は、深い谷や霧、冷たい沢に包まれた大きな山で、熊たちの気配がひっそりと満ちていた。その山で暮らす小十郎は、古い鉄砲を背にし、犬を連れて熊を撃って生計を立てる男である。荒々しい仕事をしていても、山の様子や熊の習性をよく知り、自然の中で黙々と生きていた。 小十郎の家は豊かではなく、熊の皮や胆... 続きをみる

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  • 『宮沢賢治・光と風の物語』 第十三回「グスコーブドリの伝記」第6話 最後の決断と自己犠牲/全6話

    ある年、イーハトーブはこれまでにない厳しい寒さに襲われた。このままでは作物が実らず、大勢の人々が飢える恐れがあった。火山局では、海上の火山島を大きく活動させ、噴き出すガスによって気候を暖める計画が検討された。しかし、最後の作業を行う者は、島から戻れない可能性が高かった。 危険な役目を誰が引き受ける... 続きをみる

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  • 『宮沢賢治・光と風の物語』 第十三回「グスコーブドリの伝記」第5話 火山局での活躍/全6話

    クーボー大博士の紹介で火山局を訪れたブドリは、局長のペンネン老技師に迎えられた。火山局では、各地の火山を観測し、噴火や地震から町や農地を守る仕事をしていた。ブドリは学校で学んだ知識を役立てたいと願い、観測機械の扱いや地質の調査方法を熱心に覚え始めた。 ブドリは技師たちと飛行船に乗り、火山の上空や山... 続きをみる

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  • 『宮沢賢治・光と風の物語』 第十三回「グスコーブドリの伝記」第4話 クーボー大博士との出会い/全6話

    赤ひげの主人と別れたブドリは、汽車に乗ってイーハトーヴ市へ向かった。農民たちを苦しめる冷害や旱魃を防ぐ方法を学ぶため、長年、本で親しんできたクーボー大博士を訪ねようと決意したのである。初めて見る大都会の騒音や自動車に戸惑いながら、夕方近く、ようやく古びた白い校舎を探し当てた。 校舎の二階では、背の... 続きをみる

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  • 『宮沢賢治・光と風の物語』 第十三回「グスコーブドリの伝記」第2話 家族との別れと工場生活/全6話

    飢えが深まる森で、父は家族の食べ物を探すため家を出たまま戻らなかった。やがて母も、弱ったブドリと妹ネリを残し、吹雪の中へ姿を消してしまう。幼い二人は寒い家で身を寄せ合い、わずかな木の実を分けながら父母の帰りを待った。しかし森には風の音だけが響き、一家の穏やかな暮らしは失われてしまった。 ある日、見... 続きをみる

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  • 『宮沢賢治・光と風の物語』 第十三回「グスコーブドリの伝記」第1話 森で暮らすブドリ一家/全6話

    イーハトーブの山あいの森で、少年グスコーブドリは父、母、妹ネリと静かに暮らしていた。家のまわりには木々が茂り、畑では家族が力を合わせて働く。貧しくても、自然とともに生きる日々には、素朴な安心とぬくもりがあった。 ブドリは父に仕事を教わり、母やネリとともに慎ましく毎日を送った。鳥の声、風の匂い、畑の... 続きをみる

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  • 『粋の極み ・笑いの匠たち』31~33

    31.立川談志(たてかわ ・だんし)「 7代目」 生年月日昭和11年1月2日 没年月日平成23年11月21日 享年:75歳 立川談志(たてかわ だんし) 本名松岡 克由(まつおか かつよし) は、昭和から平成にかけて活躍した日本の落語家であり、政治家でもありました。1936年(昭和11年)に東京都... 続きをみる

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  • 32.『古典落語』「長命(ちょうめい)」

    江戸の町に住む年老いた男、町内でも評判の長寿者。顔には深い皺、髪は真っ白だが背筋はしゃんとしており、町の人々からは「ご隠居」と呼ばれて親しまれている。ある日、若い男が興味本位で声をかけた。「ご隠居さま、どうしたらそんなに長生きできるんで?」と。するとご隠居、頷きながらこう語り出す。「それはな、ある... 続きをみる

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  • 74.日本おとぎ噺 「地獄のあばれもの(じごくのあばれもの)」

    昔、ある村に「市蔵(いちぞう)」という男がいた。乱暴者で人を殴る蹴る、盗みも平気、誰にも迷惑をかけてばかり。やがて市蔵は大酒の末に命を落としたが、善行一つない彼の魂は、真っ逆さまに地獄へ落ちてしまった。 市蔵は、地獄の門をくぐるとすぐに、閻魔大王の前に引き出された。だが反省の色はなく、「うるせぇジ... 続きをみる

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  • 『粋の極み ・笑いの匠たち』28~30

    28.春風亭柳朝(しゅんぷうてい りゅうちょう) 「5代目」 生年月日昭和9年(1934 年)4月2日 没年月日平成10年(1998年)9月22日 享年:65歳 5代目・春風亭柳朝(しゅんぷうてい りゅうちょう)は、昭和・平成期に活躍した落語家で、江戸前の歯切れよい語り口と品のある佇まいで知られま... 続きをみる

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  • 30.『古典落語』「夢の酒(ゆめのさけ)」

    江戸のとある長屋に住む男がいた。酒好きで知られ、朝から晩まで飲んでは寝て、寝ては飲む暮らし。ところが、ある日を境にぴたりと酒を断ち、何やら神妙な面持ちで暮らすようになる。隣人や大家も驚き、「どうしたんだい、急に人が変わったように」と問いただすと、男はぽつりと語る。 「実はな、妙な夢を見たんだ。夢の... 続きをみる

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  • 30.『江戸小咄』「試合(しあい)」

    ある日、長屋に住む浪人・宗兵衛(そうべえ)が、「町内で道場破りがあった」と聞きつける。近隣の若者たちが集まる小さな道場で、見知らぬ侍が突然現れ、師範に手合わせを挑んだというのだ。師範は応じたが、たちまち打ち負け、道場の看板まで持ち去られてしまった。浪人の血が騒いだ宗兵衛は、見物人たちの証言を頼りに... 続きをみる

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  • 70.日本おとぎ噺 「ふとんの噺(ふとんのはなし)」

    むかし、ある村に働き者の若者がいた。貧しい暮らしをしながらも、毎日畑に出ては一生懸命に働いていた。寒い夜でも、古びたボロ布を体に巻いて寝るのが当たり前で、ふとんなど夢のまた夢であった。だがある晩、冷たい夜風に震えながら、「ああ、ふかふかのふとんで眠れたらなあ」と、ふとつぶやいた。 その夜、若者は不... 続きをみる

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  • 69.日本おとぎ噺 「幽霊のさかもり(ゆうれいのさかもり)」

    昔、とある城下町に、誰も近づかない古い屋敷があった。夜になると、そこから三味線の音や笑い声が聞こえるというのだ。噂では「幽霊たちが酒盛りしている」とも言われ、人々は怖れていた。ある日、町にやってきた浪人風の侍が「幽霊など信じぬ」と豪語し、一晩その屋敷に泊まると言い出す。 夜更け、屋敷の中は静まり返... 続きをみる

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  • 『宮沢賢治・光と風の物語』第八回「雪渡り」

    雪が固く凍った月夜、四郎とかん子は、雪の上を渡って森へ出かけた。二人が「堅雪かんこ、凍み雪しんこ」と歌いながら進むと、白い雪は青く光り、冷たい風が木々を鳴らした。森の入り口で、二人は白い狐の子、紺三郎と出会う。人間と狐は互いを怖がっていると聞いた二人は、自分たちは狐を疑わないと答えた。 紺三郎は、... 続きをみる

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  • 57.日本おとぎ噺 「大沼池の黒竜(おおぬまいけのこくりゅう)」

    昔、信州(しんしゅう)の山奥に「大沼池(おおぬまいけ)」という大きな池があった。池の水は深く青く、どこまでも澄んでいたが、村人たちはこの池を恐れていた。ある晩、池から空へと黒い雲が湧き上がり、雷鳴とともに何かが天に昇っていったという。不吉な噂が村に広がり、「池には黒竜が棲む」と言い伝えられるように... 続きをみる

  • 22.『江戸小咄』の「小便(しょうべん)」

    ある日のこと、長屋に住む八五郎(はちごろう)が、小用を足したくなり、裏手の溝(どぶ)へと足を運んだ。 ところが、その日は朝から雨がしとしと降っており、軒下を出てすぐ、足を滑らせて尻もちをつく始末。裾は泥にまみれ、手も冷たい水に浸かってびしょ濡れ。 「こりゃ、ついてねえなあ」とぶつぶつ言いながら、し... 続きをみる

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  • 55.日本おとぎ噺 「キジも鳴かずば(きじもなかずば)」

    むかしある山里に、まじめで働き者の男が暮らしていた。ある日、山で薪をとっていると、何とも言えぬ悲しげな鳥の声が聞こえてきた。不思議に思って声の方へ行くと、木の枝に傷ついた一羽のキジが鳴いていた。男は哀れに思い、自分のむすび飯をちぎって与え、やさしく手当てをしてやった。 翌日、男が山へ行くと、なんと... 続きをみる

  • 21.『古典落語』「天狗裁き(てんぐさばき)

    江戸は神田の長屋に住むある男。朝から不機嫌な様子で、何やら思案顔。女房が心配して尋ねても、「いや、なんでもねえ」とつれない返事。ところが、ふとした拍子にうっかり「夢を見てたんだ」と口を滑らせる。女房はそれを聞き逃さず、「どんな夢を見たのか、言っておくれよ」としつこく問い詰める。 男は頑として夢の中... 続きをみる

  • 48.日本おとぎ噺 「大工と鬼六(だいくとおにろく)」

    昔、ある山奥の村に名の知れた腕の良い大工がいた。ある日、その大工が山を越えて寺の橋をかけに行く仕事を請け負うことになったが、橋の工事は難しく、なかなかうまくいかない。困り果てた大工が山の中でため息をついていると、突如として真っ赤な顔の大男が現れた。なんとそれは鬼だった。鬼は「橋を一晩で完成させてや... 続きをみる

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  • 43.日本おとぎ噺 「三枚のお札」

    ある山寺に、元気で少しやんちゃな小僧さんがいました。ある日、和尚さんから山へキノコ採りを頼まれた小僧は、「山には山姥(やまんば)がいるから気をつけなさい」と忠告されます。念のため、和尚さんは三枚のお札を渡し、「困ったときに唱えれば助けてくれる」と教えます。小僧は「へっちゃら!」と笑いながら山へ向か... 続きをみる

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  • 18.『古典落語』「お見立て(おみたて)」

    江戸の色街・吉原通いに熱を上げていた若旦那・清三郎(きよさぶろう)。馴染みの花魁・花魁小糸(こいと)にぞっこんだったが、ある日ぱったりと会えなくなった。理由も告げられず、門前払いを食らうばかり。恋患いの若旦那は、日に日に痩せ細り、番頭やご隠居も心配顔。「このままじゃ病になりかねん」と頭を抱える。 ... 続きをみる

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  • 17.『江戸小咄』「下女(げじょ)」

    ある長屋の商家に、まじめで口数の少ない下女・お春(おはる)がいた。若いながらも気立てがよく、掃除洗濯に炊事と、主の家に尽くして働いていた。だが密かに思うことがあった。――「一度でいいから、少しはおしゃれをして、お店の表を歩いてみたい……」と。 ある日、奥様が外出中にふと... 続きをみる

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  • 16.『江戸小咄』「医案(いあん)」

    長屋の裏手に住む与太郎、ある朝から腹が痛いと顔をしかめる。隣のご隠居が心配して見舞うと、「昨夜の豆腐が悪かったのかも」と与太郎。だが様子がどこか芝居がかっている。ご隠居、「お前、医者にかかったことはあるかい?」と問うと、「へぇ、なしでさぁ。医者は高ぇし、薬も苦ぇし」と苦笑い。 だが、痛みが引かぬと... 続きをみる

  • 42.日本おとぎ噺 「ねずみのすもう」

    ある日、山の中に住むおじいさんが山へ柴刈りに行くと、木陰の下で二匹のねずみがすもうをとっていました。よく見ると、一匹はやせ細っていてすぐに投げ飛ばされ、もう一匹は丸々と太ってとても強そうです。不思議に思ったおじいさんは、しばらく様子を見たあと家に戻ります。 その夜、おじいさんはおばあさんに山で見た... 続きをみる

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  • 41.日本おとぎ噺 「梨とり兄弟(なしとりきょうだい)」

    昔々、ある山里に貧しい兄弟が住んでいた。兄は欲深く、弟は心優しい働き者であった。ある年の秋、村の子供たちが「山の向こうに大きな梨の木がある」と話しているのを聞いた兄弟は、「梨を採って売れば、お金になる」と考え、山を越える決心をする。 山奥を進んだ兄弟は、やがて谷底にそびえる見事な梨の木を見つける。... 続きをみる

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  • 38.日本おとぎ噺 「一休さん(いっきゅうさん)」

    昔、京都のとある寺に、一風変わった小坊主がいました。その名は一休(いっきゅう)。賢く、いたずら好きで、何よりも「理屈より心」を大切にする少年でした。ある日、寺の和尚が「この橋は渡るべからず」と札を立てた橋を見物に出かけます。見張り役の坊主たちは、誰も橋を渡れないように警戒していました。 そこへ現れ... 続きをみる

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  • 36.日本おとぎ噺 「しょじょ寺の狸ばやし」

    むかしむかし、武蔵の国に「しょうじょじ(証城寺)」という古いお寺がありました。ある秋の夜、和尚(おしょう)さんが一人、本堂で晩酌を楽しんでいました。夜も更け、虫の音が響く中、和尚はふと思いつき、「こんな夜に狸が踊りに来るという話があるが、どうせ迷信だろう」と笑って一人言をこぼしました。 そのとき、... 続きをみる

  • 『粋の極み ・笑いの匠たち』13~15

    13.古今亭今輔(ここんていいますけ)「6代目」 生年月日昭和45年(1970年)7月30日 没年月日 ご存命 2026年6月21日現在:満55歳 六代目 古今亭今輔(本名:水口直樹)は、昭和45年(1970年)7月30日生まれ、群馬県富岡市出身の落語家です。東海大学工学部卒業後、平成6年(199... 続きをみる

  • 14.『古典落語』「藪入り(やぶいり)」

    江戸の町に、盆と正月だけ奉公人が休みをもらって実家に帰る「藪入り」の風習あり。ある長屋、堅気な職人の父親と、口数の少ない母親のもとへ、久々に一人息子・亀吉が帰ってくる。町の連中も「亀坊が帰ってくる日か」と噂するほど、親の喜びようはひとしおで、前の晩から母親は赤飯を炊き、父親は風呂を焚いて待ちわびて... 続きをみる

  • 13.『古典落語』「のめる」

    江戸の町、酒好きで知られる八五郎が、長屋仲間に「おれは酒にめっぽう強い」と吹聴する。誰もが「八っつぁんはのめる(=呑める)」と太鼓判を押すほどの酒豪だ。ある日、ご隠居が「本当にどれだけ呑めるのか、一度試してみたいもんだねぇ」と呟いたのがきっかけで、皆の前で“のめる”実力を披... 続きをみる

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  • 15.『江戸小咄』「蜜柑(みかん)」

    ある冬の日のこと。貧しい長屋に住む八五郎(はちごろう)、体調を崩した幼い娘のために何か滋養のあるものをと、町中を歩き回る。寒空の下、売り声が聞こえてきた。「みかん、みかん〜」と威勢のいい声。娘が蜜柑を食べたがっていたのを思い出し、懐の小銭を握りしめて、八百屋の露店に立ち寄る。 だが、手持ちの銭では... 続きをみる

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  • 14.『江戸小咄』「剣術指南所(けんじゅつしなんしょ)」

    江戸の町の裏手に、ひっそりと佇む一軒の剣術指南所があった。看板には「一刀流指南」とあり、師範の政五郎(まさごろう)は齢五十を越すが、今も竹刀の音高らかに稽古をつけていた。腕は確かと評判ながら、最近は門弟も少なく、ひとりの若者が通うのみ。町人たちは「もう時代じゃねえ」と囁くも、政五郎は黙々と日々を鍛... 続きをみる

  • 29.日本おとぎ噺 「初夢長者」

    昔々、貧しいが心優しい男が村に住んでいた。元旦の夜、男は枕の下に七福神の絵を敷いて眠ると、不思議な夢を見た。夢の中で白い着物を着た老人が現れ、「江戸の橋のたもとに行け。そこで運を得る」と告げた。目覚めた男は、その夢をただの寝言とは思わず、さっそく旅の支度を始めた。 男は江戸へ向かい、橋のたもとに立... 続きをみる

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  • 『粋の極み ・笑いの匠たち』10~12

    10.古今亭志ん朝(ここんていしんちょう)「3代目」 生年月日:昭和13年(1938年)3月10日 没年月日:平成13年(2001年)10月1日 享年:64歳 古今亭志ん朝(ここんてい しんちょう)三代目は、昭和・平成を代表する江戸落語の名人で、本名は美濃部強次。父は昭和の大名人・古今亭志ん生。明... 続きをみる

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  • 12.『古典落語』「厩火事(うまやかじ)」

    八五郎の女房・おとよが、最近どうにも様子がおかしい。ふとんを並べても背を向け、口も利かない。八五郎は困り果て、長屋のご隠居に相談に行く。ご隠居は「女というものは火のようなもの」と説き、おとよの心の内を探るよう諭す。そしてこう助言する――「まずは気持ちを確かめてみなされ」と。江戸の裏長屋、ご隠居の知... 続きをみる

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  • 10.『江戸小咄』「馬鹿娘(ばかむすめ)」

    江戸は下町、夕暮れどき。ある商家に、ちょいとばかしとろい娘がおりまして、近所の者は「いい娘だけど、ちとぬけてる」と噂していた。年頃も過ぎたが、見合いの話は来ては立ち消え。親も頭を悩ませていた。 ある日、町内で火事があり、人々は大騒ぎ。娘は「火事だ!火事だ!」と叫びながら、店先にあった大福帳を抱えて... 続きをみる

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  • 26.日本おとぎ噺 「ききみみ頭巾」

    昔、ある旅の僧が山の中を歩いていると、夕暮れにさしかかり、あたりはすっかり暗くなってしまった。仕方なく森の中で夜を明かすことにした僧は、大きな木の根元に腰を下ろし、風をしのいでいた。すると、木の上から奇妙な声が聞こえてくる。「今日の坊主は太ってるぞ」「今夜はうまそうだな」。その声は、木の上に集まっ... 続きをみる

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  • 22.日本おとぎ噺 「塩ふきうす」

    昔々、あるところに仲の良い兄弟が住んでいました。しかし、あるとき兄は欲深くなり、弟の持ち物を取り上げ、弟を家から追い出してしまいました。弟は何も持たずに、貧しい生活を余儀なくされますが、心の優しい男でした。 ある日、弟は山で困っている老人を助けました。老人はそのお礼に「塩をふき出す不思議なうす」を... 続きをみる

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  • 『粋の極み ・笑いの匠たち』7~9

    7.桂米朝(かつらべいちょう)「3代目」 生年月日:昭和2年(1927年)11月6日 没年月日:平成27年(2015年)3月19日 享年:87歳 桂米朝(かつらべいちょう)3代目は、上方落語を代表する名人で、本名は中川清(なかがわ きよし)。昭和戦後の荒廃期から、上方落語の復興に尽力し、多くの古典... 続きをみる

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  • 8. 『古典落語』「鴻池の犬(こうのいけのいぬ)」

    江戸の町に住む町人の男、ある日ふとしたきっかけで一匹の犬と出会う。どうやらこの犬、大阪・鴻池の大店から迷い出てきたらしい。首に巻かれた札に「届けてくれた者には礼金三両」とある。男は目を輝かせ、「こりゃひと稼ぎになる」と意気揚々と犬を連れて旅に出る決意をする。 江戸から大阪までは遠路の道中。男は犬と... 続きをみる

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  • 7. 『古典落語』「初天神(はつてんじん)」

    正月も明けて、江戸の町はのどかな陽気に包まれていた。ある町内のご隠居、ひと息ついて茶をすするところへ、ふらりと息子・金坊(きんぼう)が現れる。「なァ、ご隠居、初天神に連れてってよ」。ご隠居、ひとしきり渋るものの、孫に甘くては敵わない。「わかった、行こう。ただし、今日は“何も買わぬ&rd... 続きをみる

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  • 8.『江戸小咄』「挑灯(ちょうちん)」

    ある晩のこと、江戸の裏町。若い男が、暗がりの道をふらりと歩いていた。ちょうど町の辻にさしかかると、向こうから提灯の明かりが近づいてくる。「おや、誰か来るな」と男は立ち止まり、様子を見る。 その提灯を持っていたのは、隣町で評判の乱暴者・権六。喧嘩早くて、ひとたび怒らせれば手がつけられぬ。男は身を引こ... 続きをみる

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  • 20.『日本おとぎ噺』 「かぐや姫」

    昔、竹取の翁(おきな)が山で竹を取っていたところ、不思議に光る竹を見つける。切ってみると、なんと中から小さな女の子が現れた。翁は驚きつつも喜び、女の子を連れて帰り、妻とともに育てることに。やがて娘は美しい少女へと成長し、「かぐや姫」と名づけられた。 かぐや姫の美しさは都中に広まり、多くの貴族が求婚... 続きをみる

  • 19.『日本おとぎ噺』 「雀とキツツキと山鳩」

    昔々、ある山のふもとの森に、雀(すずめ)、キツツキ、**山鳩(やまばと)**の三羽が仲良く暮らしていました。ある日、「どこかに住むのにちょうどいい場所はないかな」と話し合い、三羽はそれぞれ家を建てることにします。 まずキツツキが、「木を叩くのは得意だぞ」と言って、一生懸命木の中をくりぬいて立派な巣... 続きをみる

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  • 18.『日本おとぎ噺』 「たにし長者」

    むかしむかし、ある村に年老いた母と、その一人息子が住んでおりました。ところがこの息子、生まれながらにして人間ではなく、なんと**たにし(田螺)**の姿をしていたのです。母は驚きながらも、「どんな姿でもわが子に変わりはない」と、毎日大事に育てました。 ある日、たにしの子は「おらも、嫁っこがほしい」と... 続きをみる

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  • 17.『日本おとぎ噺 』「鶴の恩返し」

    むかしむかし、雪深い村に一人の若者が住んでいました。ある寒い日のこと、山道で罠にかかった一羽の鶴を見つけます。羽は血に染まり、今にも命絶えんばかり。若者は「こんな寒さでは死んでしまう」と言い、罠を外して鶴を放してやりました。鶴は一度こちらを見つめると、空高く飛び去っていきました。 数日後、吹雪の夜... 続きをみる

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  • 6.『江戸小咄』「俄道心」

    ある日、江戸の町に住む熊五郎という男が、長屋の裏手で日向ぼっこをしていた。そこへ通りがかった隠居が、「この世は儚いもんだ」とつぶやいたのがきっかけで、熊五郎の胸に仏道の種が芽生える。 「そうさなァ、俺もそろそろ悟りの道ってやつを考えてみるか」と、俄かに道心を起こした熊五郎は、急に酒も博打もやめると... 続きをみる

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  • 14.『日本おとぎ噺 』「三年寝太郎」

    むかしむかし、とある村に働かずに三年もの間、寝続けている若者がいた。「寝太郎(ねたろう)」と呼ばれるその男は、毎日ひたすら布団の中でゴロゴロしているだけ。村人たちは「あれじゃ、何の役にも立たん」と呆れ果てていた。働き者の親も心配したが、寝太郎はただニコニコ笑って眠り続けるばかりで、起きる気配すらな... 続きをみる

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  • 10.『日本おとぎ噺』 「豆つぶころころ」

    むかしむかし、ある村に、ずぼらで怠け者な嫁が住んでいた。ある日、姑に言われて豆を煮ることになったが、ついウトウトして火加減を忘れてしまい、鍋の中の豆が煮えすぎて、豆つぶたちは勢いよく鍋から飛び出してしまった。「こりゃたまらん!」と豆つぶたちは叫び、ころころと転がって台所から外へと逃げていった。 こ... 続きをみる

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  • 8.『日本おとぎ噺』 「火男」

    昔々、ある村に、火を操る力を持った不思議な男が住んでいました。その男は「火男」と呼ばれ、彼が現れると、どんな寒い日でも周囲が暖かくなり、火を使って村人たちを助けていました。最初はその力をありがたく思っていた村人たちも、次第に火男が自分の思い通りに火を使い始めたことを恐れるようになります。 ある日、... 続きをみる

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  • 『粋の極み ・笑いの匠たち』1~3

    1.桂歌丸(かつらうたまる)「8代目」 生年月日:昭和11年(1936年)8月14日 没年月日:平成30年(2018年)7月2日 享年:81歳 横浜市中区真金町の生まれ。初名は椎名巌(しいな いわお)。幼少より芸に親しみ、昭和26年、五代目古今亭今輔に入門し「古今亭今児」を名乗る。のち、桂米丸門下... 続きをみる

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  • 3.『江戸小咄』「牛と馬」

    ある日、浅草の縁日帰りの道すがら、町人の熊五郎と八公が、厩(うまや)の前を通りかかる。そこには、一頭の牛と、一頭の馬が並んでつながれていた。牛はおっとりとした目で黙って草をはみ、馬はそわそわと足を動かし、鼻息荒く辺りを見渡している。 熊五郎がふと、「おい八、牛と馬、どっちが賢いと思う?」と聞く。八... 続きをみる

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  • 7.『日本おとぎ噺 』「ぶんぶく茶釜」

    むかしむかし、ある寺に住む和尚さまが、山で傷ついたタヌキを見つけました。和尚さまはそのタヌキを寺に連れて帰り、手当てをしてやります。タヌキはやがて元気になり、恩返しがしたいと強く思いました。 タヌキはある日、寺に古くなった茶釜があるのを見つけ、「自分が化けて芸をすれば、お金が手に入るかもしれぬ」と... 続きをみる

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  • 6.『日本おとぎ噺』 「たのきゅう」

    昔々、芸で身を立てる若者「たのきゅう」という旅芸人がおりました。彼は村から村へと旅をしながら、人々に唄や踊りを披露し、食べ物や宿を恵んでもらっていました。顔には笑顔を絶やさず、どこへ行っても人気者でした。 ある日、山道を歩いていると、急に大きな狸が姿を現しました。「お主、芸ができるそうじゃな。わし... 続きをみる

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  • 5.『日本おとぎ噺』 「さるかに合戦」

    昔、働き者のカニが道でおにぎりを見つけました。そこへずる賢いサルがやってきて、「柿の種をあげるから交換しよう」と言います。カニは迷った末に交換を承諾。家に帰って種をまくと、やがて芽が出て大きな柿の木に育ちました。 秋になり柿の実がたくさん実りました。木に登れないカニはサルに収穫を頼みます。サルは木... 続きをみる

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  • 4.『日本おとぎ噺』 「舌切り雀」

    むかしむかし、心やさしいおじいさんと、意地悪なおばあさんが住んでおりました。 ある日、おじいさんはけがをした小さな雀を見つけ、家へ連れて帰って手当てをしました。雀は日に日に元気になり、ちゅんちゅんと懐いて、まるで家族のようになっていきました。 ところがある日、おじいさんが留守の間に、雀が干してあっ... 続きをみる

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  • 3.『日本おとぎ噺 』「八つ化け頭巾」

    むかし、旅好きの若者がおりました。ある日、山道を歩いていると、見知らぬ茶屋がぽつんと立っており、美しい女主人がひとりで切り盛りしていました。若者はふと心を惹かれ、茶を所望します。女主人は静かに笑いながら、「これを被れば、どこでも自由に行けましょう」と、一枚の頭巾を若者に手渡します。それは、姿を隠し... 続きをみる

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