語り継ぐこころ/日本おとぎ噺・江戸小咄・古典落語・笑いの匠たち

日本おとぎ噺・江戸小咄、古典落語・笑いの匠たちのダイジェスト版と挿絵です。たまに、私の与太話が入ります。 文も挿絵もChatGPTが作っています。   よかったら ★nice! をポチット押してね。

「私の与太話」「人手」

100えんメガネ

近ごろ、運転手が足りないという理由で、町のバス路線が廃止になった。病院や買い物へ行く年寄りには大問題だが、会社も運転する人がいなければ、バスを走らせようがない。人は余っているように見えても、必要な仕事には集まらない。世の中とは、なかなかうまく配車されないものである。



ところが、この先は自動運転が普及し、運転手のいないバスが走るという。人手不足は一気に解決するかもしれない。乗客が行き先を告げれば、機械が安全に送り届けてくれる。ただし、乗り間違えた客が「次で降ろしてくれ」と頼んでも、機械が情けをかけるかどうかは分からない。



AIの発達で、プログラマーまで大量に職を失うという話も聞く。事務仕事はAI、工場はロボット、倉庫も無人となれば、人間の出番はだんだん減っていく。最後まで残りそうなのは、客に頭を下げる営業と、現場ごとに事情が違う工事作業員くらいかもしれない。機械にも、愛想笑いと泥まみれは難しいらしい。



私が働いていた時代は、機械に仕事を奪われる心配より、機械が止まって仕事が増える心配のほうが大きかった。今の若者はAIに負けぬ能力を身につけろと言われるが、何を学んでもAIのほうが先に覚えてしまう。私の時代がそんな世の中でなくて、本当によかった。もっとも今の私は、すでに誰からも仕事を頼まれない完全自動運転である。