『粋の極み ・笑いの匠たち』1~3
1.桂歌丸(かつらうたまる)「8代目」
生年月日:昭和11年(1936年)8月14日
没年月日:平成30年(2018年)7月2日
享年:81歳

横浜市中区真金町の生まれ。初名は椎名巌(しいな いわお)。幼少より芸に親しみ、昭和26年、五代目古今亭今輔に入門し「古今亭今児」を名乗る。のち、桂米丸門下に転じ、「桂米坊」を経て、昭和36年に八代目・桂歌丸を襲名。端正で知的な語り口と、古典落語への深い愛情で名高い。長年『笑点』の大喜利メンバーとしても親しまれ、2006年からは五代目三遊亭圓楽の後を継ぎ『笑点』司会者として番組を牽引した。晩年は高座に復帰し続けた姿も感動を呼んだ。まさに、現代落語界を象徴する一人であった。
2.桂枝雀(かつらしじゃく)「2代目」
生年月日:昭和17年(1942年)8月13日
没年月日:平成11年(1999年)4月19日
享年:56歳

桂枝雀(二代目)は、昭和を代表する上方落語の名人で、本名は前田達(まえだとおる)。若き日に桂米朝に入門し、「桂小米」の名で研鑽を積み、昭和48年(1973年)に二代目「桂枝雀」を襲名。彼の落語は理詰めで緻密に構成されながらも、破天荒な動きと爆発的な笑いに満ちており、「枝雀流爆笑落語」とも称された。特に「英語落語」の試みなど革新的な挑戦も多く、落語を世界に広める架け橋にもなった。一方、内面は繊細で、晩年は心の病に苦しみ、平成11年に急逝。享年56。夭折の落語家として多くのファンに惜しまれ、その功績は今なお語り継がれている。
3.桂小金治(かつらこきんじ)
生年月日:大正14年(1925年)3月5日
没年月日:平成26年(2014年)3月13日
享年:89歳

桂小金治は、戦後昭和のテレビ・ラジオ黄金期を彩った名人落語家にして、名司会者。東京出身で、初代桂小金治を名乗ったのち、テレビ草創期には『お昼のワイドショー』や『それは秘密です!!』などで人気を博した。軽妙な語り口と人情味あふれる話芸で親しまれ、テレビの司会業に進出してからも落語の精神を忘れず、庶民の気持ちに寄り添う語りで多くの視聴者の心を掴んだ。晩年には再び落語に重きを置き、古典落語の再評価にも貢献。芸と人柄の両面で信頼され、「人情派名人」として記憶されている。
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