語り継ぐこころ/日本おとぎ噺・江戸小咄・古典落語・笑いの匠たち

日本おとぎ噺・江戸小咄、古典落語・笑いの匠たちのダイジェスト版と挿絵です。たまに、私の与太話が入ります。 文も挿絵もChatGPTが作っています。   よかったら ★nice! をポチット押してね。

24.『江戸小咄』「屁(へ)」

100えんメガネ

長屋に住む若い男・与太郎(よたろう)、ある日ご隠居の家で手伝いをしていた最中、不意に大きな音を立てて屁をこいてしまった。
その場にはご隠居と近所の町人がいて、空気が一瞬ピリつく。顔を赤らめた与太郎は、あわてて言い訳を口にする。

「い、いまのは畳の鳴った音で……」と、とっさにごまかす与太郎。だが、ご隠居は眉をひそめて、「ならば畳を表に出して謝らせな」と冗談めかして返す。
居合わせた町人たちはくすくすと笑い始め、やがて部屋に笑いが広がる。与太郎はますます困り顔。

それでも懲りない与太郎、「あっしの屁は音だけで、匂いはござんせん」と強がると、今度はご隠居がちゃぶ台を叩いて笑い転げる。
「そいつは立派だ、まるで三味線の稽古じゃねぇか。音だけで芸があるとはな」と一言。
与太郎もつられて笑い出し、いつの間にか場は和やかに。

その後、与太郎は屁の芸(!?)でちょっとした人気者に。
長屋の子どもたちからは「ぷー太郎」とあだ名までつけられ、「屁こき節」なる替え歌も登場する始末。
――江戸の町では、屁一つでも笑いと人情が花開く。洒落と寛容が息づく日々でござんした。