『粋の極み ・笑いの匠たち』22~24
22.三遊亭金馬(さんゆうてい・きんば)「3代目」
生年月日大正14年(1925 年)11月25日
没年月日令和4年(2022年)12月16日
享年:97歳

三遊亭金馬(さんゆうていきんば)(3代目)は、大正14年東京生まれの名人落語家。戦後の混乱期を経て昭和の高度経済成長期に、テレビ・ラジオの普及と共に庶民の人気を博した落語家の一人である。初代三遊亭金馬の孫弟子で、師匠は二代目金馬(のちの金翁)。昭和24年に真打昇進。古典落語を得意とし、「居酒屋」「茶の湯」「粗忽長屋」などで独自の間合いと語り口により聴衆を魅了した。またテレビ番組『笑点』の初期メンバーとしても知られ、落語界の顔ともいえる存在に。令和4年、97歳で永眠。穏やかな語りとユーモアで長年親しまれ、現代落語の礎を築いた功績は大きい。
23.三遊亭好楽(さんゆうてい・こうらく)
生年月日昭和21年(1946 年)8月6日
没年月日 ご存命
2026年(令和8年)7月12日現在 : 79歳 。

三遊亭好楽(さんゆうてい・こうらく)は、東京都台東区出身の落語家で、もとは三遊亭笑遊を名乗り、五代目三遊亭圓楽に入門した実力派。テレビ番組『笑点』でのピンクの着物姿が印象的で、長年にわたりお茶の間に親しまれてきた。得意演目は『初天神』や『時そば』など庶民的な人情噺。穏やかで軽妙な語り口に定評があり、全国各地の高座でも安定した人気を誇る。実の娘は女優の松岡ゆみ。落語界とメディアの架け橋として活躍を続け、落語文化の普及にも尽力してきた。「好楽」の名は、聴く者にも「楽(たの)しみ」を届けたいとの思いが込められている。
24.三遊亭遊三(さんゆうてい ・ゆうざ) 「3代目」
生年月日昭和13年(1838 年)2月28日
没年月日 ご存命
2026年(令和8年)7月12日現在 :88歳

東京都台東区鳥越出身の落語家です。本名は松嶋 明(まつしま あきら)で、昭和30年(1955年)に四代目三遊亭圓馬に入門し、前座名「とん馬」を名乗りました。昭和33年(1958年)に二ツ目に昇進し、昭和39年(1964年)に真打昇進と同時に三代目三遊亭遊三を襲名しました。この昇進は、入門からわずか9年目という当時としては異例のスピード出世でした。
彼は古典落語を中心に活動し、『芝浜』『文七元結』『子別れ』『井戸の茶碗』『船徳』『たがや』などの人情噺を得意としています。また、自作の新作落語『ぱぴぷぺぽ』も好評を博しています。特に『替り目』や『親子酒』では、見事な酔っ払いを演じることで知られていますが、私生活では酒をまったく飲まないという一面もあります。
彼の弟子には、テレビ番組『笑点』でおなじみの三遊亭小遊三がいます。また、落語芸術協会では長年にわたり理事を務め、現在は相談役として活動しています。昭和33年(1958年)には芸術祭奨励賞(団体)を受賞し、昭和59年(1984年)には芸術祭優秀賞を受賞、令和元年(2019年)には文化庁長官表彰を受けるなど、その功績は高く評価されています。
現在も高座に上がり続けており、池袋演芸場の初席第一部の主任を務めるなど、精力的に活動を続けています。その滑舌の良さと張りのある声は健在で、観客を魅了し続けています。
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