語り継ぐこころ/日本おとぎ噺・江戸小咄・古典落語・笑いの匠たち

日本おとぎ噺・江戸小咄、古典落語・笑いの匠たちのダイジェスト版と挿絵です。たまに、私の与太話が入ります。 文も挿絵もChatGPTが作っています。   よかったら ★nice! をポチット押してね。

39.日本おとぎ噺 「風の神とこども」

100えんメガネ

むかしむかし、ある山里に元気な男の子が住んでいました。風が強い日でも外を駆けまわるのが大好きで、風の音に耳をすませては、「風の神さま、もっと吹いてくれ!」と呼びかけていました。村の人々は「風の神さまは気まぐれじゃ。あまり挑発すると怒らせるぞ」と心配しましたが、男の子は笑って気にしませんでした。



ある日、男の子がいつものように「もっと吹け!」と叫ぶと、突然山の上からものすごい突風が吹きおろしてきました。村の木々が折れ、屋根が飛び、畑の作物も舞い上がります。人々は慌てふためき、男の子も思わず目を閉じました。「こりゃあ、風の神さまが怒ったんだ…」と、村人たちは口々に言いました。



その夜、男の子は夢の中で、白髪まじりの大きな老人に出会います。その老人は風の神でした。「おまえの声が届いたから、風を強くしたのじゃが、人の暮らしも考えねばならん」と諭します。男の子は深く反省し、「これからは風を敬って、みんなが喜ぶ風を願います」と頭を下げました。



翌朝、風はやさしく山を撫で、村は静けさを取り戻しました。男の子は村人たちに謝り、風の神への感謝の気持ちを語ります。それ以来、村では風を「天の使い」として大切にするようになりました。風の吹く日は、男の子は空を見上げて、そっと「ありがとう」とささやくのでした。