語り継ぐこころ/日本おとぎ噺・江戸小咄・古典落語・笑いの匠たち

日本おとぎ噺・江戸小咄、古典落語・笑いの匠たちのダイジェスト版と挿絵です。たまに、私の与太話が入ります。 文も挿絵もChatGPTが作っています。   よかったら ★nice! をポチット押してね。

「私の与太話」「お墓」

100えんメガネ

両親が亡くなった時、生前に「生まれ故郷に眠りたい」と話していたので、宮城にある先祖代々の墓へ埋葬した。本人たちの希望だから、これでよかったと思った。ただ、こちらから宮城までは遠い。墓参りひとつするにも旅行並みで、年を取ればなおさら難しくなる。



そこで寺の住職に「遠くて、これから先は墓参りにもなかなか来られません。永代供養にした方がいいでしょうか」と相談した。住職はあっさり、「それでいいじゃない」。その一言で肩の荷が下りた。数年後、墓じまいをして、両親も先祖も永代供養墓へ移した。



先祖の行き先が決まると、今度は自分たちの番である。子どもたちに「父さんたちの墓はどうする」と悩ませるのも気の毒だ。そこで妻と相談し、お寺とは関係のない共同墓地を購入した。宗派を気にする必要もなく、子どもたちにも場所をはっきり伝えておける。



これで両親も先祖も行き先が決まり、私たち夫婦の行き先も確保した。ついでに、この先、一族で困る者が出ても相談できる場所がある。生きている間は旅行でも病院でも予約が必要な世の中だが、とうとう最後の行き先まで予約してしまった。
あとは出発日だけ――これは予約しないことにしている。