「私の与太話」「二回目の草刈り」
久しぶりに草刈りをした。今年の夏はあれほど暑かったのに、不思議なことに雑草の伸びがいつもより遅い。例年なら「またこんなに伸びたか」とため息をつくところだが、今年は駐車場を眺めても、それほど気にならない。「今度の休みに刈ればいいか」と、私は草刈りを先送りした。

ところが休みの日になって見てみると、草はまだそれほど伸びていない。これならもう一週間くらい大丈夫だろう。そう思って翌週へ延ばした。ところが翌週も同じである。私は毎週、駐車場の草を眺めては「まだ早い」と判断する。草刈りをさぼっているのか、草の成長を見守っているのか、自分でも分からなくなってきた。

そうしているうちに、ようやく「そろそろ刈るか」と思えるほどになった。草刈り機を出し、帽子をかぶり、久しぶりに作業開始。今年二回目の草刈りである。以前なら夏だけで何度も刈った気がするのに、今年はまだ二回目。暑さには閉口したが、草刈りの回数だけ考えれば、少し得をしたような気もする。

きれいになった駐車場を眺めながら、私は思った。「今年の草は、ずいぶん遠慮深いな」。しかし困ったことに、草が伸びないと私まで動かなくなる。雑草が元気なら「仕方ない」と働くのだが、草が遠慮すると、こちらも遠慮してしまう。――今年二回目の草刈り。どうやら私は、草の成長に合わせて働く季節労働者になったらしい。

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