「私の与太話」 「私の名前由来」
私こと“100ennmegane”は、年を重ねるにつれて目がぼやけ始めました。知り合いに相談すると、「100均の老眼鏡で十分だよ」と言われ、試しに買ってみたところ、新聞も値札も案外よく見える。私はすっかり感心し、「高い眼鏡はいらんな」と得意顔。ところが調子に乗って遠近両用まで買ったものだから、景色の遠近感が妙に狂い始めたのでした。

遠近両用を掛けて階段を降りるたび、段差が波打って見えます。私は手すりにしがみつきながら、一段降りるごとに「これは登山か、修行か」と冷や汗。家族からは「危ないから普通の眼鏡にしなさい」と笑われました。それでも私は、「慣れれば平気」と強がっていたのですが、どうにも目のかすみが取れません。そこで掛かりつけ医の紹介で、眼科へ通うことになったのでした。

眼科で検査を受けると、先生が穏やかな顔で、「そろそろ白内障の手術をしたほうがいいですね」と一言。私は少し不安でしたが、思い切って手術を受けることにしました。そして退院当日の朝、病院の外でふと建物を見上げた瞬間――窓の一本一本まで、くっきり見えるではありませんか。私は驚き、「おお、病院ってこんな細かい造りだったのか」と、手術をしたことに妙に感動してしまいました。

無事に退院し、今では眼鏡なしで暮らしています。新聞もテレビもはっきり見えるし、階段も怖くありません。ところが久しぶりに100均へ行ったとき、老眼鏡売り場の前で立ち止まり、思わずしみじみ眺めてしまいました。店員さんに「お探しですか?」と聞かれたので、私は胸を張って答えました。
「いえ、昔の戦友に会いに来ただけです。」

このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。