『粋の極み ・笑いの匠たち』19~21
19.三遊亭円窓(さんゆうていえんそう)「5代目」
生年月日昭和13年(1938年)10月10日
没年月日令和5年(2023年)10月13日
享年:86歳

五代目三遊亭円窓(さんゆうてい・えんそう)は、昭和を代表する名人落語家であり、また教育者・文筆家としても活躍した多才な人物です。三遊亭円楽(五代目)の弟子として入門し、真打昇進後は古典落語を中心に、丁寧で格調高い語り口で人気を博しました。特に「文七元結」や「芝浜」などの人情噺に定評があり、聞く者の心を打ちました。また、落語の教育や普及にも力を入れ、大学や市民講座での指導に加え、数多くの著書を執筆。伝統を大切にしつつ、後進の育成にも熱心でした。最晩年まで高座に立ち続け、86歳でその生涯を閉じました。誠実で温かな人柄が、多くの人に慕われました。
20.三遊亭白鳥(さんゆうてい はくちょう)
生年月日昭和38年(1963年)5月21日
没年月日 ご存命
享年:本日 2026年7月5日 の時点 63歳

三遊亭白鳥は、落語協会に所属する落語家で、本名は藤田英明(ふじた ひであき)です。日本大学芸術学部文芸学科を卒業後、1987年(昭和62年)7月に三遊亭円丈に入門し、前座名「三遊亭にいがた」を名乗りました。1990年(平成2年)3月に二ツ目に昇進し、「三遊亭新潟」と改名。2001年(平成13年)9月に真打に昇進し、「三遊亭白鳥」となりました。
彼は、独自の創作落語で注目されており、100本以上の作品を持ちます。紙芝居落語やホラー落語など新しいことに挑戦し、誰にも真似できない「白鳥落語」を目指しています。また、子供たちへの落語教育にも力を注ぎ、全国の中学や小学校で独自の落語教育を実施しています。さらに、笑いと健康に注目し、「お笑い健康体操」を編み出し、病院や地方自治体などで普及しています
主な作品には、「アジアそば」「白鳥版火焔太鼓」「任侠流山動物園」「マキシム・ド・のん兵衛」などがあります。2005年には、彩の国芸術劇場落語部門で大賞を受賞しました。現在も精力的に活動を続けており、落語界で大変注目されている存在です。
21.三遊亭小圓朝(さんゆうてい ・こえんちょう) 「3代目」
生年月日明治25年(1892 年)8月8日
没年月日昭和48年(1973年)7月11日
享年:80歳

三代目三遊亭小圓朝(さんゆうてい こえんちょう)は、二代目小圓朝の長男として生まれ、16歳で父の門下に入りました。朝松、小圓治を経て、大正6年に橘家円之助として真打ちに昇進し、昭和2年に三代目小圓朝を襲名しました。彼は「あくび指南」「笠碁」などの演目を得意とし、淡々とした語り口の中に江戸前の滑稽味を漂わせる芸風で知られました。また、三遊派の頭取としても活躍し、落語界の発展に貢献しました。彼の芸は、現在もCDや書籍などで楽しむことができます。
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