語り継ぐこころ/日本おとぎ噺・江戸小咄・古典落語・笑いの匠たち

日本おとぎ噺・江戸小咄、古典落語・笑いの匠たちのダイジェスト版と挿絵です。たまに、私の与太話が入ります。 文も挿絵もChatGPTが作っています。   よかったら ★nice! をポチット押してね。

「私の与太話」「国の財布」

100えんメガネ

昔、日本は「高品質、低価格」を看板にして世界へ品物を売ってきた。丈夫で壊れにくく、しかも安い。外国の客は喜び、日本の会社も胸を張った。だが、その安さの陰では、現場の工夫と我慢が積み重なっていた。良い物を安く売ることは美徳だったが、いつの間にか「安くなければ売れない国」になっていた。



やがて日本が強くなり、円も高くなった。そこで企業はさらにコストを削り、人件費を抑え、海外へ工場を移した。円安になれば輸出は助かると言われたが、結局は競争力より安売りに頼る癖が残った。働く人の給料は上がらず、会社は生きても家計は細る。国民は、豊かな国の中でだんだん貧しくなっていった。



円安は輸入品を高くする。石油、食料、材料費が上がれば、店先の値札も上がる。ところが賃金だけは昔のままでは、暮らしは苦しくなるばかりだ。これからの政府は、安売り競争を支えるのではなく、賃上げ、国内投資、技術開発、中小企業支援、食料とエネルギーの自立を進めるべきである。安さより、稼げる力を育てねばならない。



日本が目指すべきは、ただ安い国ではなく、良い物を正しい値段で売り、働く人にも正しく分ける国である。物価だけ上がり、給料が置いてけぼりでは、国民の財布は風邪をひく。政府は円の高さ低さに一喜一憂するより、暮らしの土台を太くすることだ。円安で輸出は伸びても、庶民の財布まで輸出しては困る。