②.「私の与太話」の「高市さん」
テレビを見ておりますと、高市さんはなかなか人気があるそうでございます。私は首をかしげました。「なぜそんなに支持されるのだろう」。強い国、防衛力、経済成長――耳ざわりの良い言葉が並びます。しかし私は、強さばかりを求めると、どこか危うい道へ向かうのではないかと心配になるのでございます。

歴史を振り返れば、平和な時代が長く続くほど、人々は頼もしい指導者を求めます。「もっと強く」「もっと豊かに」と期待が集まるのでございます。すると軍備を整え、産業を育て、国の力を誇ろうとする。最初は誰も戦争を望んでおりません。それでも少しずつ緊張が高まり、隣国との競争が始まるのでございます。

やがて国と国が張り合い、「負けてはならぬ」と意地を張るようになります。強さを求めたはずが、不安まで大きくなってしまう。歴史にはそんな例が幾つもございました。勝つつもりで始めた競争が、気がつけば誰も得をしない争いになる。人類はそのたびに反省するのですが、しばらくするとまた同じことを繰り返しているようにも見えるのでございます。

私は考えました。「人類は本当に歴史を繰り返す宿命なのだろうか」。すると家内が言うのです。「あなたも毎年『今年こそ痩せる』と言ってるじゃない」。なるほど、人類の歴史は大きすぎて分かりませんが、少なくとも私は何十年も同じ失敗を繰り返しております。世界平和を心配する前に、まず私の腹回りが“歴史を繰り返さない”ようにせねばなりませんな。

このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。