語り継ぐこころ/日本おとぎ噺・江戸小咄・古典落語・笑いの匠たち

日本おとぎ噺・江戸小咄、古典落語・笑いの匠たちのダイジェスト版と挿絵です。たまに、私の与太話が入ります。 文も挿絵もChatGPTが作っています。   よかったら ★nice! をポチット押してね。

(5.)「私の与太話」「ロープウエイ」

100えんメガネ

山の上からロープウェイを眺めていた私は、ふと疑問に思いました。

「こんな太くて重いロープ、いったい最初にどうやって向こう側へ渡したんだろう?」

谷をまたぐロープウェイも、急斜面を登るケーブルカーも、最初から太い鋼索が空中に浮いていたはずはありません。まるで空中に橋を架けるような仕事です。子どもの頃は「ヘリコプターで運んだのかな」と思っていましたが、実際にはもっと地道な方法から始まるそうです。



工事では、まず細い糸やロープを向こう側へ渡します。

昔なら人が運んだり、弓矢で飛ばしたりした例もありました。現在ではドローンやヘリコプターが活躍します。

そして、その細い糸で少し太いロープを引き、さらにそのロープでもっと太いロープを引くという作業を繰り返します。

まるで釣り糸で縄を引き、縄で綱を引くようなものです。

こうして最終的には数十トンもある本物の鋼索が山を越えて張られるのです。



次に気になったのは、

「何キロもあるロープをどうやってつなぐのか?」

ということでした。

実は鋼索は「スプライス」という特殊な方法で接続されます。

ロープを構成する鋼線を一本ずつほどき、互いに編み込むようにつないでいくのです。

さらにロープウェイでは端と端をつないで大きな輪にします。

そして駅舎の中にある巨大な重りや油圧装置で常に引っ張り続けます。夏の暑さや冬の寒さでロープが伸び縮みしても、適切な張り具合が保たれる仕組みです。



ロープウェイやケーブルカーの鋼索は、最初から空中に渡されるわけではありません。

一本の細い糸から始まり、少しずつ太いロープへと交換され、最後に巨大な鋼索となって山や谷を結びます。

考えてみれば、人類の大きな仕事はみな同じかもしれません。

橋も、鉄道も、ビルも、最初は小さな一歩から始まります。

ロープウェイの太い鋼索を見上げるたびに、「あれも最初は一本の細い糸だったんだな」と思うと、技術者たちの知恵と根気に感心せずにはいられません。まさに「千里の道も一本の糸から」――そんな気持ちになる話でした。