「私の与太話」「兵器」
ウクライナで壊れたロシアの武器を調べたら、中から日本製の電気部品がぞろぞろ出てきた。メーカーは驚いて、「そんな所で働いているとは聞いておりません」と頭を下げる。部品にも転職の自由があるらしい。

「当社は武器用に輸出した覚えはありません。民生品として売っただけです」と言う。なるほど、米を売って握り飯になるか、酒になるか、糊になるかは買った人しだい。部品もまさか爆弾の中で残業しているとは思わなかった。

そこへ今度は、殺傷兵器も友好国へ輸出できる時代になるという。会社の会議では、「平和産業だけでは伸びません。これからは防衛市場です」と胸を張る。友好国へ売り、友好国がまた誰かへ売る。その先は、地球の丸さの問題である。

「どこで使われても、我々は知りません。関係ありません」と言いながら、社員は新製品のパンフレットを作る。表紙には大きく「安全・安心・高性能」。落ちは、部品だけは正直で、爆発したあとも刻印に「MADE IN JAPAN」と名乗っていた。

このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。