よもやま文庫/語り継ぐこころ

日本おとぎ噺・江戸小咄、古典落語・笑いの匠たち・私の与太話・古典小説のダイジェスト版と挿絵です。 文も挿絵もChatGPTが作っています。ちょんまげの描写が正しくできません。お許しを。

「私の与太話」「孫の運動会 」

100えんメガネ

昨日、孫の運動会に出かけた。各学年四クラスもあるので、地元ではマンモス校と言われているそうだ。校庭には子供たちの元気な声が響き、保護者も大勢集まっている。ところが、私は四クラスと聞いて、少々首をかしげた。私が小学生の頃は、なんと一学年十一クラスもあったのである。あの頃に比べれば、今のマンモスもずいぶん小柄になったものだ。もっとも、象に小柄も大柄もないのだろうが。



面白かったのは綱引きである。まず一年生だけで綱を引く。小さな体を後ろへ倒し、顔を真っ赤にして頑張る。ところが途中から六年生が駆け寄り、後ろについて一緒に引き始める。すると綱がぐいぐい動く。玉入れも同じで、最初は二年生が投げ、途中から五年生が応援に加わる。勝った負けたも楽しいが、上級生が下級生を助ける姿が実によかった。昔の運動会とは違う、心温まる競技である。



短距離走では、さらに感心した。一年生は号砲とともに飛び出すものの、手足がまだ思うように動かない。腕を振るというより、全身で一生懸命走っている。それが二年生になると、腕の振り方も足の運びも見違えるほどしっかりしている。たった一年で、これほど違うものなのか。子供の成長というのは実に素晴らしい。来年はもっと速くなるのだろう。私は感心しながら、思わず自分の足元を見てしまった。



運動会が終わり、孫たちは元気いっぱいに帰っていく。私はすっかり満足したが、帰り道では足が少々重くなった。子供たちは一年たつと走るのが速くなる。ところが私は、一年たつごとに歩くのが遅くなる。これも立派な成長の証しなのだろうか。帰宅して妻にその話をすると、「あなたも六年生に後ろから押してもらえばよかったのに」と笑われた。なるほど、来年は私も運動会に参加しよう。ただし競技は綱引きではない。六年生に引っ張ってもらう『じいさん運び』である。


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