よもやま文庫/語り継ぐこころ

日本おとぎ噺・江戸小咄、古典落語・笑いの匠たち・私の与太話・古典小説のダイジェスト版と挿絵です。 文も挿絵もChatGPTが作っています。ちょんまげの描写が正しくできません。お許しを。

「私の与太話」「草刈り 」

100えんメガネ

先日、地区の草刈りに出た。私はエンジン付きの草刈り機を持っているので、皆より三十分ほど早く家を出た。こういう時くらいは役に立たねばと思ったのである。ところが、肩に掛けた途端、いつもの機械が妙に重い。「こんなに重かったかな」と思いながらも、格好だけは一人前。若い人より先に草を刈ってやろうと、張り切ってエンジンをかけた。



刈り始めてしばらくすると、腰が痛くなってきた。少し休めば治るだろうと思ったが、立ち上がるたびにまた痛む。家の周りなら、疲れれば椅子に座り、お茶でも飲んで、気が向いたらまた始めればよい。ところが地区の共同作業では、皆が黙々と刈っている。自分だけ休んでいるわけにもいかない。草刈り機は、時間がたつほど重くなるような気がした。



とうとう腰が言うことを聞かなくなり、近くにいた若い人に「悪いけど、ちょっと代わってくれんか」と頼んだ。若い人は「いいですよ」と軽々と機械を受け取り、そのまま何事もなかったように刈り始めた。私は横で腰を伸ばしながら、その姿を眺めていた。同じ機械なのに、さっきまで私には鉄の塊だったものが、若い人の手に渡った途端、羽のように見えた。



家へ帰ってから考えた。家の周りの草刈りなら、休み休み自分のペースでまだできる。しかし共同作業となれば、皆についていかなければならない。どうやら「できる」と「ついていける」は別物らしい。来年から地区の草刈りは辞退しようと決めた。もっとも草刈り機は捨てない。家ではまだ現役である。
ただし、人間のほうは、そろそろ充電式に替えたい。


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