よもやま文庫/語り継ぐこころ

日本おとぎ噺・江戸小咄、古典落語・笑いの匠たち・私の与太話・古典小説のダイジェスト版と挿絵です。 文も挿絵もChatGPTが作っています。ちょんまげの描写が正しくできません。お許しを。

133.日本おとぎ噺 「天のはしご天の橋立(てんのはしごあまのはしだて)」

100えんメガネ

むかし、丹後の国に高い山と青い海を望む村があった。ある晩、天の国の神々が地上へ降りるため、空から長いはしごを垂らした。そのはしごは雲を貫き、海辺までまっすぐに伸びていた。村人たちは驚き、光り輝くはしごを見上げて「これは天と地を結ぶ道だ」と囁き合った。神々は夜ごとこのはしごを伝い、村人たちに稲作の知恵や薬草の用い方を教えたという。



やがて村の若者が、天の国を一目見たいと願い、勇気を出してはしごを登り始めた。夜露に濡れた縄のはしごはきらきらと輝き、空の高みへ続いている。村人たちは下から固唾をのんで見守った。若者は幾重にも重なる雲を抜け、ついに天の国の入り口へ辿りついた。そこには黄金色に輝く宮殿がそびえ、神々が舞を奉じていた。若者は天の酒を賜り、しばし楽の音に酔いしれた。



しかし、天の神々は「人の世の者が長く留まると、天地の均衡が崩れる」と告げた。若者は惜しみつつも、地上に帰ることを決めた。ところが、その帰り道、若者の体が重くなり、はしごは大きく揺れた。やがてはしごの一部が切れ、海辺へと落ちてしまった。天と地を結んだ道は失われ、村人たちはもう二度と天の国へ行くことができなくなった。



残されたはしごの破片は、白砂の浜辺に横たわり、やがて天橋立と呼ばれる長い砂州となった。村人たちはその姿を「神々が残した橋」として大切に語り継ぎ、訪れる者は天と地を結んだ神秘の跡を拝んだ。今も丹後の海に横たわる天橋立は、天のはしごの名残として、空と海と人の心を結び続けているのだという。


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